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イオン八事店2014年9月12日リニューアルソフトオープン、9月15日改装グランドオープン(part1)グランドジェネレーションズ モール」を東海地区初導入 。野菜の日[8/31]野菜高騰セールを語る

・イオン八事店 「Grand  Generation’s Mallグランドジェネレーションズ モール」を東海地区初導入 ニュースリリース

●9/12(ソフト)9/15グランドオープン イオン八事店(やごと)
愛知県名古屋市昭和区広路町字石坂2-1
℡052-836-7000
改装ソフトオープン日  2014/09/12
改装グランドオープン日  2014/09/15
記事 2014/09/02(part1記事9/8)

イオン八事店ソフトオープン

イオン八事店 ニミウス

撮影日↓ 2014/08/30

●20140830イオン八事aeonyagoto
↓名古屋地下鉄鶴舞線と名城線の八事駅の改札口を出て、階段から直接、地下3階売場に入ることができます。
▽20140830イオン八事 (4)
普段、車で買物に出かける機会が多く、地下鉄を利用する機会がほとんどないのですが、今回、たまたま地下鉄を利用して八事へ行く機会があり、ついでといってはナンですが改装の状況を確認。
八事駅改札口を出て地下3階から店に入った場所にスギヤマドラッグが移転オープンしています。

◆掲示 全体計画とスギヤマ20140830地下3階.jpg
 イオン直営のドラッグストアも別フロアに出店しているため、スギヤマドラッグは店舗と駅を行き来する利用者向けのコンビニドラッグのような印象。

ちなみに「2日間休んで改装工事予定(イオン八事)」ということで、9/10~9/11を改装休業とスギヤマドラッグが告知。
ということで、9月12日がイオン八事店のリニューアルオープン日となります。

さて、改装ですが、本館 はB3F、 B2F 、1F、 3F 、4F。別館は B2F 、B1F という構成で、フロアによってはクローズして改装工事を実施中。少しずつ改装工事しながらの営業なので、きっちり壁で見えないようにしている場所は確認できませんが、一部のフロアでは柱や装飾の一部を見ることができます。
各フロアを確認しながら地下1階にある食品売場で晩酌のつまみ購入。そして野菜セールも確認。ついでに売りつくしセールの商品も購入。
野菜の日セールは大々的にニュースリリースでアピールしていましたが、規模的にはそれほどでも・・・という印象。価格はキャベツ、レタスなどの高騰野菜も特売対象でしたが、主は芋玉。それに輸入野菜を組み合わせた売場つくり。

こういった相場高騰時にはカット野菜などの簡便商品が売れるのですが、大変なのはカット野菜メーカー。高騰の原因が天候不順なので、当たり前ですが契約産地からの原料調達が困難なことも発生。そうなると市場調達、その他産地からの調達でカバーすることに。
メーカーが手配するというよりは産地業者(注: 食彩品館.jpでは上から目線の呼称としてとらわれがちな「業者」という表現はNGワードですが、この他に思いついたのが「産地商人」「産地取引先」だったので、誤解があったり伝わりにくいと判断し、あえて「産地業者」と表現しました)や納品責任会社が先取り、先買いすることもあり、市場に出荷される野菜が激減するという現象が度々発生します。
昔、調達を担当していた頃に取引先から聞いた話では、普段、購入している共選物と呼ばれる経済連・農協出荷品が激減すると、個選物と呼ばれる個人出荷者や産地業者等の人々から出荷され市場へ走ってくる車を途中で止めてその場で交渉し全量買い上げ、結果、市場にはその生産者からの商品が入荷なしという状況もあったと聞く。
最近は契約産地との直接取引が増えて、こういった場合は当然、出荷契約先を優先することになり、市場入荷が激減することも。
大手が野菜高騰時にセールを展開できるのは契約産地からの調達が可能だからであり、こういった時のための産地契約でもあります。
なのですが、そう、世の中の仕組みは簡単ではありません。契約産地も当然、天候不順の影響で品枯れ。手配を担う人々(調達担当や取引先)の苦労は並大抵ではありません。
相場高騰時セール対策として予算化し、あらかじめ想定している販促資金の額も限られているし、調達価格の交渉も公正取引委員会からの目もあり昔のようにはいかない(今でも市場価格を無視した納品価を要求されることはありますが、それは「交渉」。強制になるといろいろと問題が発生する)。
そして、大手の高騰対策セールで迷惑をこうむっているのはセールを実施したくとも実施できない中小のスーパーなんですが、こういった時にトップのツルの一声「やれ」でセールを実施できるところはまだ良い。
「イオンやイストーヨーカドーができて何故ウチはやらないんだ」と事情を理解しようとしない経営首脳陣やこの時とばかりに意見を高らかに言う店舗側から攻められている調達責任者の苦労は並大抵のことではない。尚且つ、自分は諸所の事情を説明しているだけなのに、相手からは「できない理由ばかり言う“不戦敗男(実行せずに負けてばかりいるヤツ)”」というレッテルを貼られてしまう。
こうなると、衣食住だけでなく、幅広い分野で営業している大手有利。野菜の損失を、セールによる集客により他の部門でカバーするという理由で実施することも可能。
食料品と日常雑貨品を主として取り扱う「スーパーマーケット」では野菜の損失をカバーしきれないことと、なんといっても上記のような理由で野菜の調達が難しい。
契約産地の事情、大手のセールの影響その他により、市場に一般流通する野菜がさらに減る。

さて、喜ぶのは誰でしょうか。私のようにたまたま野菜の日にイオンを訪れた買物客でしょうか。生産者はどうなんでしょうか。いくら市場相場が高くなっても単価契約をしていたり、肝心の生産物の出荷量が減っているので産地も大変だと思います。
消費者にとってはありがたい野菜高騰時のセールなんですが、周囲にいる人たちのご苦労は並大抵のものではありません。
それと一番、気になるのはこの市場価格と販売価格の差額を誰がどのように負担していて、その後、どのように回収するのかということですが、それには触れません。

◇改装後の売場イメージ[画像はすべてクリックで拡大]
↓ 地下2階が飲食店フロアで地下1階が食品売場は以前のまま

◆掲示 リニューアル関係20140830イオン八事.jpg

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